先日、株式会社OLLは長年放置しておりました自社HPをリニューアル致しました。それに伴い、過去のブログ記事などは杉並の大地に埋め、新たな気持ちでコンテンツマーケティング活動をしていく所存でございます。
杉並区には松ノ木遺跡や下高井戸塚山遺跡など数多くの遺跡があり、文化・教育に明るく、発掘活動も盛んな土地ですので、折を見て過去のブログなども発掘、復元をしていければ幸いです。
さて、当記事ではHPのリニューアルや移転などで生じる技術的な問題やその解決のノウハウをご紹介するのではなく、会社や事業を営まれていたり、技術部門ではないけれど、HPの管理を担当されている方向けの記事となります。
技術的な内容ではなく、そもそもなぜホームページをリニューアルする必要があるのか、実施する際にはどのような点に注意をすべきかなどを書いております。
HPをリニューアルする理由と注意すべき点
そもそもなぜHPをリニューアルする必要があるのでしょうか。「GoogleやYahoo!で検索した時に表示されるから問題ない。」「現在のHPからお問い合わせなども来るから必要ない。」おっしゃる通りでございます。
そんな時、
「で、でもっ!リニューアルするとSEOで効果が出ます!!モバイルファーストインデックスって言うのがあって!!SSL対応がっ!!とにかくリニューアルしないと売り上げも落ちて集客もやばくなるので、とにかく今すぐやりましょう!今なら初期費用無料でなんと…!」
こんな業者がやってきたら、夏には心と体が温まるホットココアを、冬にはキンキンに冷えた麦茶を差し上げてください。
言っていることは正しいんです。初期コストを抑えてWEBブランディングをしましょう、みたいなことも良いことです。でも、それはすべて今すぐ必要なことでしょうか、適正価格でしょうか。
HP制作を行う企業として株式会社OLLは様々な事業者様を見てきました。不要なプランや顧客が損する契約、時代に則していないサイト構成、スパムのようなSEO(そもそも本来のSEOではありません)、根拠のない成果の主張…やめた方がいいのでは、と思うようなことがたくさんありました。
そういった点も踏まえ、まずリニューアルが必要かどうかこちらをご覧ください。
Googleの方針やトレンドに則しているかどうか
- ペナルティの恐れや時代遅れのSEO施策をしていないか
- スマホ対応(モバイルファーストインデックス対応)ができているか
- SSL対応(URLのhttps化)しているか
- コンテンツの量、質は適正か
- ホームページ全体の構成は適切か
多くの場合、目的のWEBサイトを探す時にGoogleやYahoo!で検索を行なっています。その際にHPをGoogleの基準に則した状態にしておかないと、検索結果のページに表示されずに、探している人がたどり着きにくくなってしまうことがあります。
今は大丈夫だからと油断せずに事前に対応をしておくことをおすすめいたします。
契約内容や料金に関すること
- 月額管理料の契約はランニングコストとして見直すべきではないか
- ドメインやサーバーのプランは適切か
- 不必要な保守管理項目がないか
- 解除の際の条件や違約金の発生はないか
- 画像やテキストなどの権利関係
私たちのような制作会社サイドとしては、月額料金のような契約の方がストック型ビジネスとして経営が安定し、また顧客企業様にとっても初期費用が抑えられるというメリットもあります。
適切に運用・機能していれば双方にとって素晴らしいのですが、放置であったり適切な管理や時代に則した改善提案もなく、古いシステムや不要なプランとともに契約がなされているケースもあります。
WEB関連の仕事をしている人が周りにいない場合は、HP制作会社、SEO会社、WEB系広告代理店などの複数の事業会社や各担当者に意見を求めてみてください。
決してセミナーやメディアへの露出は信頼の担保になりません。めんどくさくても複数の方からアドバイスを受け、変更が必要かどうが検討をしてみてください。
現在のHPが正しく機能しているかどうか
- リンク切れをおこしていないか
- 表示されないページ(404 not found)がないか
- 情報が古かったり更新されてないものがないか
- 間違った情報がそのまま掲載されていないか
- 問い合わせのメールがきちんと届いているか
リンク切れや表示されないページがあると、訪問した人に「この会社、大丈夫か?」と思われてしまいますし、更新されている形跡がみられないと、そもそも事業が機能しているかどうかがわかりにくくなってしまいます。
店舗や住宅などと同様に、定期的な確認とメンテナンスは信頼性という点において必要不可欠です。
弊社がHPをリニューアルしたことで得られた効果
私たち株式会社OLLのHPの場合、リニューアル前のHPはデザインとして古いスタイルであり、ブランディングの観点からマイナスであったと思います。また、機能としてはスマホ対応やSSL対応も行なっておらず、更新も手作業での対応が多い状態でした。
正直なところ、手が回らずに後回しにしていたのです。
以前のHPは名刺や電話帳のような役割(+趣味のブログ)として利用しており、お客様からお客様をご紹介いただくことが多かった私たちにとって、特にHPで何かをしていかなくても問題ないというスタンスでした。
しかし、事業を拡大していくため、新しいお客様にご提案する機会や採用活動の際に、放置している自社HPは足を引っ張っている印象があり、会社自体のマーケティングの一環として、事業面からも機能面からもリニューアルが必要不可欠となったことで実施いたしました。
その結果として、HPを見てご連絡を頂いたり、コンペでご安心頂いたりするようになりました。加えて、SEO的な効果としては今まで全く表示されていなかった検索キーワードでHPが表示されるようになり、今後のWEBマーケティングの展開も行いやすい状況になっています。
HPをリニューアルすべきかどうか
結局、HPのリニューアルをするのかしないのかというご判断は、現在の状況や今後のWEBマーケティングにおけるご方針などにより検討いただき、ご予算や維持管理のリソースを勘案されてご判断をされるのが良いと思います。
もちろんご予算に余裕があればどのように行なっても良いでしょうし、色々と気にするだけ気苦労が増えますので、バーン!といってしまいたいところです。そんな時はバーン!と弊社にお申し付けください。
いづれにしましても、お気付きの点があれば、まずは弊社にお問い合わせいただくか、WEB系のお知り合いなどに”現状と今後”をぜひご相談されてください。要件を満たしていたら利用できる補助金や団体支援などもありますので、ご活用頂き、今後のWEBマーケティングをより効果的に行なってください。
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